奈良文化財研究所

91666-猪方小川塚古墳

文化財総覧WebGIS
総覧抄録ID : 91666
要約 :
遺跡名 : 猪方小川塚古墳
都道府県 : 東京都
遺跡所在地 : 東京都狛江市猪方3丁目21番内
市町村コード : 13219
北緯(世界測地系) : 35.625611
東経(世界測地系) : 139.577083
主な時代 : 古墳
時代・遺跡種別 : 古墳
主な遺構|主な遺構 : 切石積横穴式石室|周溝|墳丘
主な遺物|主な遺物 : 土師器|須恵器|灰釉陶器|鉄鏃|刀子|金銅製耳環|弥生土器|銅銭(中世)
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/47903
特記事項 : 切石切組み積による複室構造の横穴式石室を有する円墳である。狛江古墳群においてはじめて具体的に横穴式石室墳が確認・調査された事例となる。多摩川中・下流域における横穴式石室墳は数も限られているため、狛江古墳群の様相、さらには多摩川流域における古墳文化の様相を検討する上でも、貴重な事例である。\n また、周溝からは、9世紀の所産である猿投窯産の灰釉陶器が出土、遺存していた墳頂からは中世の銅銭が出土しており、平安時代、中世にも祭祀の場として再利用されたものと考えられる。\n なお、本古墳の石室を中心に遺存する墳丘は現地保存することとなった。