総覧抄録ID : 77333
要約 : 高松市茶臼山古墳は、古墳時代前期前半期に属する全長約75mの前方後円墳である。主体は後円部にみられる2基の竪穴式石室であり、第Ⅰ主体部とする南側の竪穴式石槨は全長5.5mで棺内より大刀、鍬形石、玉類が、棺外より画文帯神獣鏡、鉄製武器が出土した。墳丘はほぼ盛土により作出されており、後円部・前方部頂を中心に少量の円筒埴輪が樹立されている。円筒埴輪は、二重口縁をもつ特殊な形態をもち、高松市船岡山古墳などで類例が知られるにすぎない。墳丘・竪穴式石槨の規模や豊富な副葬品配列からみて、当該期の本地域における盟主墳と考えられる。
遺跡名 : 高松市茶臼山古墳
都道府県 : 香川県
遺跡所在地 : 香川県高松市前田西町・東山崎町・新田町
市町村コード : 37201
北緯(世界測地系) : 34.308333
東経(世界測地系) : 134.104166
主な時代 : 古墳
時代・遺跡種別 : 古墳
主な遺構|主な遺構 : 古墳(前方後円墳)|竪穴式石室2|
主な遺物|主な遺物 : 画文帯神獣鏡|鍬形石|鉄器|埴輪
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/41213
特記事項 : 前方後円墳全長約75m\n\n主な時代:古墳前期