奈良文化財研究所

49851-寺町旧域・法成寺跡

文化財総覧WebGIS
総覧抄録ID : 49851
要約 : [寺町旧域・法成寺跡 要約]\n藤原道長が寛仁4(1020)年に創建した法成寺跡の境内付近にあたるが、寺に関連する遺構の検出には至らなかった。寺町旧域の基盤となる鴨川の河川堆積土内から緑釉瓦片が出土した。豊臣秀吉は、天正18(1590)年に京都の町割りを再編成し、京都市中に散在していた寺院を加茂川西岸に移転させて形成した寺町の一画にもあたる。寛永14(1637)年の「洛中絵図」には、行願寺(革堂)・専念寺・常念寺・三福寺が描かれる。今回の調査で、これら の寺境がわかるとともに、常念寺の本堂と墓域などの配置が明らかになるなど、秀吉が形成した寺町の土地利や、安土桃山時代から近世にかけての葬墓制の実態がわかる貴重な調査事例となった。 \n
遺跡名 : 寺町旧域・法成寺跡
都道府県 : 京都府
遺跡所在地 : 京都府京都市上京区寺町荒神口下ル松蔭町131他
市町村コード : 26102
北緯(世界測地系) : 35.020555
東経(世界測地系) : 135.767777
主な時代 : 安土桃山|江戸
時代・遺跡種別 : 社寺
主な遺構|主な遺構 : 柱穴|溝|土坑|井戸|墓
主な遺物|主な遺物 : 土師器|須恵器|陶磁器|漆器|瓦|銭貨|石製品|鉄製品|銅製品
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/28188
特記事項 :