奈良文化財研究所

43895-温江遺跡 第6次

文化財総覧WebGIS
総覧抄録ID : 43895
要約 : [温江遺跡第6次 要約]\n 温江遺跡の南辺部分を東西250mの範囲を125mにわたって調査し、弥生時代前期~古墳時代前期にかけての遺構・遺物を検出した。弥生時代前期には約100mを隔てて、幅約2m、深さ1.2mほどの南北溝を2条と、その間で多数のピット・土坑を検出した。そのあり方から、環濠集落と判断された。特に西側の環濠内からは多量の土器に混じって人面付き土器が出土し、当時の習俗や精神世界を知る上で重要な発見となった。また、弥生時代後期~古墳時代前期の遺構や遺物が検出されたことから、同時期の集落跡が広がっているものと判断される。\n\n[室橋遺跡第15・17次 要約]\n 亀岡盆地の北端部に位置する弥生時代から中世にかけての複合集落遺跡。弥生時代の大規模潅漑用水路のほか、古墳時代の竪穴式住居跡、平安時代の掘立柱建物跡、平安時代遺構の潅漑用水路などの遺構を確認した。
遺跡名 : 温江遺跡 第6次
都道府県 : 京都府
遺跡所在地 : 京都府与謝野郡与謝野町加悦
市町村コード : 26465
北緯(世界測地系) : 35.501666
東経(世界測地系) : 135.100555
主な時代 : 古墳|縄文|弥生
時代・遺跡種別 : 集落
主な遺構|主な遺構 : 溝|土坑|ピット
主な遺物|主な遺物 : 土師器|須恵器|埴輪|縄文土器|弥生土器|石斧|敲石|石皿|人面付き土器
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/25099
特記事項 : |弥生時代前期の環濠集落、人面付き土器の出土