奈良文化財研究所

37866-首里城跡奉神門埋甕地区

文化財総覧WebGIS
総覧抄録ID : 37866
要約 : 淑順門西地区では、淑順門西側城壁の復元整備のために遺構確認調査を行った。 その結果、\n戦前まであった内郭城壁(石積み1・4)を検出することができた。 この城壁は、層序の検討により15世紀後半以降に造られたものと考えられる。なお、城壁下層の層序は、13世紀後半~14世紀初頭、14世紀後半、 14世紀末~15世紀前半、15世紀中葉の遺物包含層もしくは造成層を確認した。 内郭城壁より古い遺構 として、 14世紀後半~15世紀前半の間と考えられる石積み5・9・10を確認した。13世紀後半~14世紀初頭の層序では、 遺構は確認できなかったが、 現時点で首里城跡で最も古い遺物包含層である。近世の遺構としては、 弧状プランの石積み13を確認した。それを覆う造成層の一部である瓦だまり層では、 近世瓦の中で灰色系から赤色系への移行する瓦が、 喜名窯で生産された瓦と共伴することが明らかにできた。近代の遺構としては、 埋甕遺構を備えた礎石建物跡を確認し、古絵図などで厠跡とされているものの可能性が高い。\n 奉神門埋甕地区では、埋甕の復元整備のために遺構確認調査を行った 。その結果、 埋甕は\n周囲に敷かれた石敷ともに据えられたことが分かり、 その時期は17~18世紀の陶磁器と寛永鉄\n銭や乾隆通寶が出土したことから、 文献史料で記載される1754年の奉神門改修に相当するも\nのと考えられる。
遺跡名 : 首里城跡奉神門埋甕地区
都道府県 : 沖縄県
遺跡所在地 : 沖縄県那覇市首里当蔵町3丁目1番
市町村コード : 47201
北緯(世界測地系) : 26.216944
東経(世界測地系) : 127.718888
主な時代 : 近世(細分不明)|近代(細分不明)
時代・遺跡種別 : 城館
主な遺構|主な遺構 : 埋甕1|石敷1|下層石積み
主な遺物|主な遺物 : 中国産|ベトナム産|本土産陶磁器|沖縄産陶器|銭貨|石製品|ガラス玉|瓦
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/21918
特記事項 : 埋甕は1754年の奉神門改修時に据えられた可能性
地域 :