総覧抄録ID : 36837
要約 : 寺田遺跡では、古墳時代から中世後期にかけての遺構・遺物を確認し、なかでも平安時代後期の土器資料\nが良好である。\n 塚田1・2号墳では、周溝の一部を確認し、近隣から古墳に関係すると考えられる石製紡錘車が出土した。\n 田丸道遺跡では、弥生時代中期から平安時代にかけての遺構・遺物が濃密に確認された。\nなかでも、古墳時代後期の堰遺構と集落跡および流路出土の良質な木製品、平安時代後期の大形柱穴を伴う集\n落跡の確認は特筆できる。\n 世古里中遺跡・西垣内遺跡・鳥墓遺跡では、中世前期・後期頃の粘土採掘坑と考えられる遺構を確認した。\n付近には土器生産遺構が存在すると考えられる。\n 簑村大塚遺跡では、近世中期頃の良好な土器群が出土し、近隣に当時の土器生産遺構があると考えられる。\n 西垣外遺跡では、弥生時代後期の環濠と考えられる大溝と、中世後期の集落跡を確認した。大溝出土の手焙形土器は完形品で注目できる。\n 茶臼塚遺跡では、中世後期頃と考えられる鉄滓が多量に出土し、当時の鉄器生産がされていた場と考えられる\n\n
遺跡名 : 茶臼塚遺跡
都道府県 : 三重県
遺跡所在地 : 伊勢市有滝町
市町村コード : 24203
北緯(世界測地系) : 34.541111
東経(世界測地系) : 136.697222
主な時代 : 中世(細分不明)
時代・遺跡種別 : 散布地
主な遺構|主な遺構 : 土坑
主な遺物|主な遺物 : 土師器|陶器
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/21132
特記事項 : 鉄製品鍛造遺構か?