総覧抄録ID : 36811
要約 : 【伊坂遺跡】 : 明確な遺構は確認できなかった。ただし、調査区内に残存する曲輪状のテラスは自然地形と推測されるが、城郭に取り込まれていた可能性は否定できない。少量の中世遺物のほか古墳期遺物も出土した。\n【北山C遺跡】 : 古墳または方形周溝墓の周溝の可能性がある溝が確認された。\n【黒土遺跡】 : 少数のピットや溝を検出したが、近世以降か木の根や動物の巣穴痕跡の可能性が高い。\n【北山A遺跡】 : 飛鳥時代から奈良時代の竪穴住居15基、掘立柱建物1棟が確認された。\n【中野山遺跡】 : 縄文時代早期の竪穴住居4基・炉穴43基(集積炉4・煙道付炉穴39)、縄文時代中期の竪穴住居2棟、縄文時代晩期の土器棺、弥生時代中期の土坑、飛鳥時代の掘立柱建物、竪穴住居などが確認された。\n【筆ヶ崎古墳群】 : 7世紀前半頃に築造された疑似両袖式石室をもつ円墳2基と、奈良時代の竪穴住居や土坑などが検出された。竪穴のうち1棟の内部には鍛冶炉が2基存在していた。\n【北山城跡】 : 頂部に3ヶ所、斜面に4ヶ所、斜面中腹の平地に1ヶ所、平地に3ヶ所トレンチをいれた。その結果、頂部の台地で溝、ピットと竪穴建物、斜面でピット・溝、斜面中腹の平地で土坑が確認された。\n【小牧南遺跡】 : 古墳時代の竪穴式住居跡・溝状遺構・土坑・ピット、縄文時代の埋設土器を確認した。遺物は土師器片が多く古墳時代のものが大勢を占めるが、縄文土器も出土した。\n【釜垣内遺跡】 : 41箇所のトレンチを設けて調査を行った。その結果、19箇所のトレンチで溝や土坑などの遺構や遺物が検出された。遺構は、調査地の西部を中心に分布している。
遺跡名 : 北山城跡
都道府県 : 三重県
遺跡所在地 : 四日市市北山町
市町村コード : 24202
北緯(世界測地系) : 35.046944
東経(世界測地系) : 136.579722
主な時代 : 古代(細分不明)|中世(細分不明)
時代・遺跡種別 : 城館
主な遺構|主な遺構 : 溝|ピット
主な遺物|主な遺物 : 土師器|須恵器
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/21125
特記事項 :