総覧抄録ID : 156519
要約 : 令和4年度に長野県安曇野市内で実施した埋蔵文化財保護措置及びこれに伴う試掘、工事立会の結果を掲載した。発掘調査等の総数は全195件で、このうち194件を安曇野市教育委員会が主体となって実施した。なお、この内訳は発掘調査0件、試掘19件、工事立会106件、慎重工事69件である。\n 試掘調査の成果は、全19件を掲載した。明科遺跡群明科廃寺では、地表下0.5~1.0mに古代の遺物包含層が残存しており、土師器・須恵器と共に古代の瓦が多量に出土した。中在地遺跡では竪穴住居跡を3 棟確認した。奈良時代及び平安時代の遺物が多数出土していることから、少なくとも2つの時代に存在した集落跡であることを確認できた。\n この他、遺物が出土した工事立会の成果を1件掲載した。小瀬幅遺跡では、個人住宅の基礎掘削に際し掘削断面から弥生土器、黒曜石片のほか奈良、平安時代の土師器・須恵器が出土した。
遺跡名 : 八ツ口遺跡
都道府県 : 長野県
遺跡所在地 : 長野県安曇野市穂高柏原960番4外4筆
市町村コード : 20220
北緯(世界測地系) : 36.328055
東経(世界測地系) : 137.890833
主な時代 : 奈良|平安|中世(細分不明)
時代・遺跡種別 : 集落
主な遺構|主な遺構 :
主な遺物|主な遺物 : 土師器|須恵器
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/139824
特記事項 : 深度30~40cmから奈良・平安時代土器片が出土。