奈良文化財研究所

155029-白木遺跡

文化財総覧WebGIS
総覧抄録ID : 155029
要約 : 犬山扇状地扇央部に立地する遺跡であり、五条川の自然堤防上に両遺跡は立地する。南山町遺跡(江南市)では古墳時代、奈良・平安時代、鎌倉・室町時代まで断続的に遺物が認められた。主な遺構の分布から、調査地点は7世紀後葉から8世紀には竪穴建物からなる集落が展開し、12,13世紀には集落の縁辺部となっていたと考えられる。白木遺跡(大口町)では竪穴建物、大型の柱穴をもつ掘立柱建物で構成される遺構群が検出され、刻書された須恵器が出土するなど、7世紀後葉から8世紀前葉を盛期とする集落が確認された。この周辺ではこれまで空白期であった時期の資料である。
遺跡名 : 白木遺跡
都道府県 : 愛知県
遺跡所在地 : 愛知県丹羽郡大口町豊田
市町村コード : 23361
北緯(世界測地系) : 35.313888
東経(世界測地系) : 136.883055
主な時代 : 古墳|飛鳥白鳳|奈良
時代・遺跡種別 : 集落
主な遺構|主な遺構 : 大型竪穴建物|掘立柱建物
主な遺物|主な遺物 : 刻書須恵器
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/139004
特記事項 :