総覧抄録ID : 154163
要約 : 中央大学後楽園キャンパス校舎建替え工事に伴う事前調査で、事業計画範囲のうち第14地点（既往調査）以外に対して調査区が設定された。調査の結果、弥生時代中期・弥生時代後期～古墳時代前期の竪穴建物跡、古墳時代後期の竪穴建物跡、近世の地下室・土坑・井戸等、近代の高射砲陣地跡等が検出された。弥生時代中期では文京区内で2例目となる有角石器が出土し、都内では初の発掘調査による出土という貴重な事例となった。近世では、水戸徳川家小石川屋敷における土地利用の一端が明らかとなった。近代では砲床を含む高射砲陣地（後楽園・高射砲第118連隊配備）が残存して見つかり、都心の遺構調査では希少な例となった。
遺跡名 : 春日町（小石川後楽園）遺跡 第22地点
都道府県 : 東京都
遺跡所在地 : 東京都文京区春日1-13-27
市町村コード : 13105
北緯（世界測地系） : 35.706111
東経（世界測地系） : 139.746944
主な時代 : 弥生|古墳|江戸|近代(細分不明)
時代・遺跡種別 : 集落|その他|軍事(近代以降)
主な遺構|主な遺構 : 竪穴建物跡（炉跡のみ含む）7軒|竪穴建物跡 1軒|地下室 7基|土坑 4基|井戸 1基|高射砲砲床 1基|コンクリート製床 1基|設備基礎 2基|塹壕 8基|柱列穴 1基|溝状遺構 3基
主な遺物|主な遺物 : 弥生土器|土師器|石器|陶器|磁器|炻器|土器|土製品|瓦|鉄製品|銅製品|石製品|近代 62点
総覧URL : https://sitereports.nabunken.go.jp/138536
特記事項 : 1,772点\n有角石器出土|合計5,678点\n灰釉・緑釉敷瓦出土|高射砲陣地跡\n総点数 7,302点、総重量451,201ｇ
